一般歯科・小児歯科・根管治療|吉野郡大淀町の岡下歯科医院

Tel.0747-52-2266

一般歯科・小児歯科

一般歯科

一般歯科

一般歯科では、主にむし歯の治療を行います。むし歯は、歯垢に棲みつくむし歯菌が食べかすに含まれる糖分を栄養にして酸を出し、歯を溶かしていく病気です。初期段階では痛みなどの自覚症状がほとんどなく、気付いたときには重度にまで進行しているケースも少なくありません。

毎日丁寧にブラッシングするのはもちろん、「痛い」「しみる」などの症状がなくても定期的に歯科医院に足を運び、予防・早期発見に努めることが最善のむし歯対策です。

むし歯の進行段階と治療法

  • C0 (ごく初期のむし歯)

    C0(ごく初期のむし歯)

    歯の表面のエナメル質が溶けはじめ、白く濁っている状態。まだ歯に穴はあいておらず、痛みなどの自覚症状はありません。

    治療法

    適切なブラッシングやフッ素塗布で治ることがあります。

  • C1(エナメル質のむし歯)

    C1(エナメル質のむし歯)

    エナメル質がさらに溶け、黒ずんでいる状態。冷たいものがしみることがありますが、まだ痛みはありません。

    治療法

    むし歯に冒された部分を削り、レジン(歯科用プラスチック)を詰めて治療します。

  • C2(象牙質のむし歯)

    C2(象牙質のむし歯)

    エナメル質の内側にある象牙質までむし歯が進行した状態。冷たいものや甘いものがしみるようになり、ときどき痛むこともあります。

    治療法

    むし歯に冒された部分を削り、インレー(詰め物)で補います。

  • C3(神経まで達したむし歯)

    C3(神経まで達したむし歯)

    神経までむし歯が進行した状態。熱いものがしみるようになるほか、何もしていなくてもズキズキと激しく痛むようになります。

    治療法

    神経を除去し、神経が入っていた管(根管)の内部を消毒して薬剤を詰める根管治療を行い、クラウン(被せ物)を被せます。

  • C4(歯根まで達したむし歯)

    C4(歯根まで達したむし歯)

    歯の大部分が溶けてなくなり、歯根までむし歯に冒された状態。痛みはなくなりますが、歯根部に膿が溜まると再び痛みが出ます。

    治療法

    多くの場合、抜歯が必要です。抜歯後、入れ歯やブリッジ、あるいはインプラントなどで失った歯の機能回復を図ります。

根管治療とは?

根管治療とは?

神経まで感染したC3のむし歯に対して行う治療が根管治療です。根管とは、神経や血管の通っている歯の根のなかにある管のこと。根管治療とは、むし歯菌に感染した神経や血管などを除去したうえで、根管内を洗浄・消毒して薬剤を詰める治療です。その後、被せ物をして歯の機能を取り戻します。
重度のむし歯の場合、抜歯をして入れ歯やインプラントを入れるという選択もありますが、機能的にも審美的にも本物の歯に優るものはありません。根管治療を行う最大の目的は、大切な自分の歯を残すことなのです。

根管治療の流れ

  • STEP01

    根管内の神経を除去して、根の長さを測ります。

  • STEP02

    汚染された根管内をきれい

  • STEP03

    根管内に薬剤を入れて消毒します。

  • STEP04

    無菌状態にした根管内に、充填材などを流し込みます。

  • STEP05

    細菌が入りこまないように密封します。

  • STEP06

    症例によっては金属の土台を入れてから、被せ物をします。

レーザー治療

レーザー治療

当院では、根管治療をはじめとする様々な治療に炭酸ガスレーザーを用いています。炭酸ガスレーザーは、治療中・治療後の痛みを大幅に軽減でき、治癒も早く、治り方もきれいなのが特徴。より質の高い治療のためには欠かせない機器です。

炭酸ガスレーザーでできること

  • ・ ほとんど痛みなく歯ぐきの切除・切開ができ、患部を早くきれいに治せます。
  • ・ 歯ぐきの炎症や腫れを抑え、痛みを少なくできます。
  • ・ 歯ぐきの黒ずみを除去できます。
  • ・ 口内炎の痛みを取り除き、早い治癒を促すことができます。
  • ・ 管治療に用いることで、治療後の化膿のリスクを抑えられます。
  • ・ 止血効果があり、出血を最小限に抑えられます。
  • ・ 歯周病の症状を改善できます。

小児歯科

小児歯科

小児歯科では、乳歯が生えてから永久歯に生え替わる時期のお子さんを対象に、むし歯の予防・治療、歯並びの矯正などの処置を行います。

乳歯や生えたての永久歯はやわらかく、大人の歯に比べてむし歯になりやすいため、特にこの時期のケアは重要です。また、歯並びや咬み合わせ、将来の歯の健康は子供のときの口腔内環境によって大きく左右されます。

小さい頃から、むし歯になりにくい口腔内環境をつくり、正しい歯並びを導く処置を受けておくことで、将来のお口の健康の土台ができるのです。お子さんの歯の健康を守るため、ぜひ小児歯科を受診させてあげましょう。

小児歯科メニュー

  • 小児歯科

    フッ素塗布

    歯質を強化する働きがあるフッ素を歯に塗ることで、むし歯になりにくい強い歯をつくります。また、フッ素には歯の再石灰化を促す働きもあるため、ごく初期のむし歯なら治癒することもあります。

  • 小児歯科

    シーラント

    深く複雑な溝がある乳歯の奥歯は、食べかすが詰まりやすいため、特にむし歯に注意しなければなりません。その奥歯の溝に樹脂を埋める処置がシーラントです。食べかすが詰まりにくくなり、効果的にむし歯を予防できます。

  • 小児歯科

    ブラッシング指導

    ご自宅での口腔ケアをしっかりと行っていただくために、一人ひとりのお子さんに合わせたブラッシング方法や仕上げ磨き方法をご指導します。また、毎日の食事を中心に生活習慣についてのアドバイスも差し上げています。

  • ムーシールド

    特殊なマウスピースを装着して、お子さんの受け口を治療する方法がムーシールドです。寝ている間など、1日数時間装着することで舌の位置を押し上げ、お口周りの筋肉の働きを正常にすることで、正常な咬み合わせへと改善していきます。

  • 過剰歯の抜歯

    過剰歯とは、本来生えてくる歯の本数(※)より多く生えてくる歯のことです。過剰歯があると、周囲の歯を圧迫して歯並びを乱したり永久歯の萌出を妨げたりするリスクがあるため、ほとんどのケースで抜歯をします。
    (※乳歯:20本/永久歯:32本)