歯科矯正Q&A

Q:子どもは早い時期に矯正治療をはじめないといけないと聞いたのですが本当のところはどうなんでしょうか?35歳

A:『はじめないといけない』、というわけではないのですが、はじめたほうがいい・・・くらいのニュアンスのほうがシックリきますね。これは矯正治療自体にも当てはまる考え方で、『矯正治療は全員が絶対にしないといけない』、ものではないということはまず念頭において取り組むくらいがうまくいくと思います。矯正治療と虫歯の治療との違いは、矯正治療には『しない、受けない、』という選択肢もあるということかもしれません。

それでは当院で子どもさんが早期に治療対象となる場合を以下に列挙してみます・・

①上下顎の骨格的なズレが大きな不正咬合
②放っておくと顎の成長や運動に悪影響を及ぼす可能性のある不正咬合
③舌癖などの悪習癖が原因となっている不正咬合
④顎と歯の大きさのバランスが悪いが、歯列を拡大することで非抜歯治療の可能性が高くなる不正咬合

以上の4パターンです。

つまり当院における子どもさんの矯正治療の基本的な考え方は、上下の骨格のズレのある患者さんに対して、顎の成長を利用できるこの時期に成長を抑制したり、促進したりすることで、その後のバランス良い成長を促すということです。

また、矯正歯科治療後の成否や終了後の安定に関わってくる舌の癖や口呼吸を中心とした悪習癖を改善する指導と治療としてMFTを率先して行っております。

さらに、顎の大きさと歯の大きさのバランスが悪い場合には歯列を拡大することで、なるべく永久歯列期の治療で非抜歯治療が可能になるように目標設定をして治療を行っております。

また、この時期には、患者さんの口腔清掃が不十分なことがありますので、装置については出来るだけ取り外しの可能な装置を選択し、原則、夜間就寝時のみの使用に限定しお子さんの負担をできるだけ軽減するよう配慮しています。

また、虫歯や歯周病を予防するために口腔衛生環境を整える指導と、PMTC(クリーニング)やディブライトメント(歯肉縁下のクリーニング)、フッ素塗布などのプロフェッショナルケアを行い、健康な歯で一生生活できるよう、ホームケアの習慣を身につけていただきます。この予防プログラムは、子供の治療期間からエッジワイズ治療の間にも、継続して行われます。

以上、当院のお子さんの矯正治療の概略について説明したしましたが、ご理解いただけたでしょうか?ご不明な点はお気軽におたずねくださいね。

奈良県橿原市 岡下矯正歯科  院長 岡下慎太郎


更新日付:2016/11/19

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